寂しさを紛らわすような酒は飲みたくないものだ

あーもうなるべく人を嫌いになりたくない。嫌われたくない。
わかりたくない。わかりあえるとも思ってない。
私もだいぶ閉じているけど、この人もかなり閉じてるなあと思うと、
きっと相手もそう感じていて、会話なんか死ぬほど気色悪いことになる。
「わかってますよ、だから安心してください」というサインと、
お互いの間に存在する壁があたかも見えてないようなキーワード
をちりばめることに必死で、それで、一分一秒でも早くその苦痛から逃れたくて、
きっとこの人もそう思ってるだろうからと
あえて“壁”の存在を意識させるような事を言ったりして、
そしたら相手が予想外に悲しい表情をしたような気がしたので焦った。
ほんともう自分は何様なんだ!バカ!
こんな無礼な事はもう二度とするまいと思った。